ハーブの種類や育て方などの知識が満載!【HowToハーブ】
クリスマスローズ

毒花&薬草のクリスマスローズについて

美しい園芸植物として多くの人に愛されているクリスマスローズは、実は毒花です。そう言われるとショックを受けるかもしれませんが、薬草として使われていた時代もあり、寂しくなりがちな冬の庭を華やかにしてくれるという利点があります。さまざまな色の花を咲かせることで有名な、クリスマスローズについて紹介します。

ヘレボルスの育て方や有毒部位など

クリスマスローズの根茎には、強い毒が含まれています。しかし昔は、強心剤や利尿剤の材料として使われていました。

現在は危険なので使われていませんが、優れた薬効をもっていることは確かだったようです。

毒草でもあり薬草でもあるクリスマスローズとは、一体、どんな花なのでしょうか。ヘレボラスの名も持つクリスマスローズの、育て方や有毒部位などもお教えします。

花色のバリエーションが豊富!

春や冬に星形や八重の花を咲かせるのがクリスマスローズです。花色は雪のような純白をはじめ、薄い黄緑色やピンク色、深い赤紫色や紺色など、バリエーションが豊富にあります。

ほかにも細かい斑点が散りばめられているものや、濃い桃色で縁取りされているもの、成長の途中で色が変化するものなど、個性的な種類がたくさんあります。

クリスマスローズの花はうつむき加減に咲きますが、見応えがあって美しいため、園芸植物として大変人気があります。

Xマスに咲かない? 花に見えて花じゃない?

「クリスマス頃に花が咲くからクリスマスローズ」と思っている人が多いようですが、厳密に言うとちょっと違います。

クリスマスローズにはいくつか種類があるのですが、そのうちクリスマスの時期に開花するのは"ヘレボルスニゲル"という種だけです。殆どの種は、冬ではなく春に花を咲かせます。

また、一見花のように見えている箇所は実は花ではありません。色や形が花らしいので勘違いされがちですが、正確には花弁ではなく"がく"なのです。どちらも意外な事実ですが、ぜひ知っておいてください。

危険はありませんので育ててみましょう

クリスマスローズは口に入れさえしなければ何の危険もありません。とても綺麗で見栄えのする花なので栽培にチャレンジしてみましょう。育て方やポイントは以下の通りです。

育て方

  • 1.5月〜6月もしくは10月に種まきを行いましょう。
  • 2.鉢植えの場合は直射日光の当たらない、明るく風通しのよい場所に置きます。
  • 3.クリスマスローズは乾燥に強い花です。土が乾いたら水をあげましょう。
  • 4.肥料は効き目がゆっくりの緩効性のものを与えます。
  • 5.鉢の中が根でいっぱいになったら、植え替えを行いましょう。
  • 6.花の色がくすんできたら、茎を約5cm残して切り取ります。

ポイント

  • 植え替えに適した時期は春か秋です。夏は弱ってしまうので控えましょう。
  • 株分け(株を分けて増やす方法のこと)は涼しい秋が適しています。
  • 冬は軒下などにおいて霜がつくのを防ぎましょう。
  • 手順6の花後の手入れのとき、病気を防ぐために鉢の中にある雄蕊などを取り除きましょう。

黒点があったら"ブラックデス"かも!

クリスマスローズは生命力の強い花ですが、年を取るにつれて"ブラックデス"にかかる危険性が高くなります。ブラックデスとは、葉や花にシミのような黒い斑点ができる病気のことです。

進行すると、草全体が焼け焦げたように真っ黒になってしまいます。こうなると見た目が悪くなるばかりか、ハーブとして利用することができません。

ブラックデスは"カーラウィルス"と呼ばれるウィルスの感染が原因です。しかし肝心の治療薬は未だに開発されていません。したがって、かからないようにすることが何よりの対策です。

具体的には、ウィルスを媒介する昆虫・アブラムシを専用の殺虫剤で退治したり、栽培器具を熱湯で消毒したりといった予防策があります。せっかく育てた大切なクリスマスローズを台無しにしないためにも、感染には十分気を付けましょう。

  • <ハーブの基礎知識>種類・効能・飲み方
  • <人気の高いハーブ BEST10>カモミール・ジャスミン・セージ・パセリなど
  • <毒を持ったハーブもある!>クリスマスローズ・ジギタリス・トリカブトなど
  • <ハーブコラム>検定試験・鬱治療など

掲示板

特集